
酸化ストレスと様々な不調

慢性疲労、食欲不振、疲れ目…。
一見関係のなさそうな様々な不調ですが、これらは多くの場合、「酸化ストレス」によって引き起こされます。
他にも、体力の低下や思考力の低下、集中力が続かない、なども酸化ストレスが原因です。
酸化ストレスとは
私たちが生きていくためには酸素が欠かせません。酸素は体の中で重要な役割を果たしています。
食物として取り入れた栄養素をもとに、細胞内でエネルギーを生み出しているのです。
このときに酸素の一部は活性酸素という物質に変わります。活性酸素は、外部から入り込んできた異物や微生物を排除する
という良い働きもあるのですが、増えすぎると私たちの神経細胞にダメージを与えてしまいます。
その結果、上に挙げたような様々な不調が引き起こされてしまうのです。これが酸化ストレスです。
Treatment 治療
そのため私たちの身体には、増えすぎた活性酸素を消去する仕組みが備わっています。これを抗酸化作用といいます。
抗酸化作用の元になる物質にはビタミンC、ビタミンE、ベータ・カロチン、ビタミンA、グルタチオンなどがあります。
活性酸素と抗酸化作用は、バランスがうまく取れている状態が理想的です。
慢性疲労、食欲不振、疲れ目などの不調を改善するには、抗酸化作用を高めるような療法が効果的です。
当院では抗酸化作用を高める療法として
に取り組んでいます。また、慢性疲労や食欲不振には
も効果を上げています。
まずは患者さんのお話にしっかりと耳を傾け、ご希望も伺いながら治療方針を立てていきますのでご安心ください。
高濃度ビタミンC療法と抗酸化作用
ビタミンCを欠乏させたマウスの体内では活性酸素が多量に生成されることが研究によって
わかっています。ビタミンCを積極的に摂取することが抗酸化作用を促し、アンチエイジングに
役立ちます。高濃度ビタミンC療法とは、高濃度のビタミンC(25~100g)を積極的な治療では
週1~2回、健康維持なら週1回程度点滴静注する療法です。

グルタチオン点滴療法と抗酸化作用
グルタチオンは3つのアミノ酸が結合している化合物で、もともと私たちの体内に広く分布しています。活性酸素と反応して消去したり、体内の有害物質と結合して体外に排出する働きがあります。グルタチオン点滴療法では、このグルタチオンを点滴投与することで
体内の抗酸化作用を高めます。

オゾン療法と抗酸化作用
オゾン療法とは、患者さんの血液を50~100ml程度採取し、オゾンガスと反応させた上で体内に戻すという療法です。
血液成分とオゾンは即時に反応し、様々な化合物が生成されます。
それらの生成物には抗酸化作用があり、活性酸素から細胞を保護することがわかっています。

プラセンタ療法とアンチエイジング
プラセンタとは、胎児の発育のために必要不可欠な組織である胎盤のことです。
胎盤には受精卵を赤ちゃんにまで育てるあらゆる物質、酵素・アミノ酸・生理活性ペプチド・
核酸・ビタミン・ミネラルなどが含まれています。この胎盤(プラセンタ)に加水分解や熱処理など施して得られる抽出液がプラセンタエキスです。当院は関西では数少ないプラセンタ埋没療法を行っている医療機関です。
埋没療法とは、プラセンタエキスを注射する通常の療法とは異なり、加熱滅菌処理した
胎盤組織材料を皮下に埋め込む療法です。
プラセンタエキス注射に比べてより高い効果が期待できます。
